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SNS総フォロワー150万人超の美容系クリエイター・たけたろう。

その彼女が、小さい頃から抱いていた「自分でサプリを開発したい」という夢を形にしたのが、美容サプリブランド「mamome(マモミー)」。
プロデュースを担うのは、TikTokを中心としたトップクリエイターを擁する次世代クリエイターエージェンシー「株式会社WOWs」。
「クリエイターの夢を、市場の価値に。」をミッションに、所属クリエイターのプロモーション支援だけでなく、ブランド事業の立ち上げ、商品開発、IPプロデュースまで一気通貫で展開している。
今回は、mamomeの事業責任者である、WOWs 事業開発事業部 部長・「奥野雄士氏」と、
物流伴走を担ったEC物流に特化した支援会社、ぱんどら株式会社COO「原田愛実氏」に、
クリエイターブランドが生まれるまでの裏側、そして「クリエイターの夢を市場価値に変える」WOWsという会社の事業構造を伺いました。

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WOWsという、クリエイターエージェンシーの新業態について
原田:今日はあらためてWOWsさんの事業構造をお聞きしたくて。WOWsって、ひとことで言うとどんな会社なんですか?
奥野:WOWsは、SNS時代のクリエイターと一緒に、新しい市場を作っていく会社です。所属するクリエイターは、TikTokを中心に活躍するトップクラス。彼らの「発信力」を、広告だけでなく、ブランドや商品、イベント、IP事業など、いろんな形で社会に届けていく事業を展開しています。
「クリエイターの夢を、市場の価値に。」というミッションには、強い想いが込められていて。クリエイターの一人ひとりが持っている表現や夢って、実は経済価値に変えられる可能性をたくさん秘めているんです。でも、それを実現するには、本人の力だけじゃ難しい場面もある。
私たちはその「夢」と「市場」をつなぐ存在でありたいと考えています。

原田:「夢」というと、具体的にはどんなのがあるんですか?
奥野:本当にクリエイターさん毎に、違いすぎてしまうんですけど、イベントをやりたいという方もいますし、IP事業、歌詞をやってみたいという方もいる。
アーティスト活動で大きい音楽番組に出てみたい、ネットフリックスのコンテンツに出てみたい、っていうケースもあるし、大手のコンビニチェーンさんで商品を作ってみたい、というケースもあります。
クリエイターさんごとに、自分の属性とやってみたいことをコラボレーションさせる、という事業を展開しているという感じですね。
原田:マネタイズかけるビジネスのところを会社が持って、SNS発信力はクリエイターさんが持っているっていう、橋渡しのイメージ。
奥野:おっしゃる通りです。今回はその中でEC事業にフォーカスしたという経緯ですね。
100人いれば100通りの夢に、本気で向き合うために選んだ「少数精鋭」

原田:他のクリエイターエージェンシーさんと違うところって、どこにあると思いますか?
奥野:他の事務所さんでよくあるのが、同じ属性のクリエイターをいっぱい集めて、たとえば美容系だけ集めて、まとめてマネタイズしていく、というパターン。
これは効率的ではあるんですけど、しっかりと育てる人と育てない人が出てくる構造にもなってしまうと思っていて。
弊社の場合は、もう全員に、しっかりと、一人ひとりにマネタイズの責任を持つ、というスタンスです。
だからクリエイターを増やすというよりは「少数精鋭で、少ない人数の子たちをしっかり夢を叶える」というところに注力している会社かなと思っています。

原田:粒揃いみたいな感じですね。粒を選定するときに、結構厳しくジャッジするんですか?
奥野:これは僕が言えることでもないんですけど、もう本当に代表のジャックがもう本当に一人ひとり面談してるんです。
そこで「ちゃんとマネタイズできる人か」「本人もマネタイズできるイメージあるか」というところをしっかりと、口頭でお話していただいて、お互いに分かった上で「ぜひ来てください」と。
原田:採用基準として、どんな方を求めているんですか?
奥野:採用基準としては、「クリエイティブのプロである人」と「ビジネスのプロである人」の両方を満たす人ですね。
面白いものを、ただエンタメを作るだけの人ではなくて、しっかりとビジネスのプロでもある人。本人もマネタイズのイメージができて、専門性が高くて、領域に対してギーク(こだわり抜いている)であるような方たち。
テレビに出たい子もいるんですけど、それだったらもっと向いている事務所があると思うので。私たちが強みとしているのは、クリエイターの夢を、市場価値に変えるところだったりもするので、そこに合う方を求めています。
たけたろうと「mamome」──「サプリオタク」が、本気で自分のために作ったブランド

原田:mamomeブランドについて、改めてご紹介いただけますか。
奥野:mamomeは、所属クリエイターのたけたろうがプロデュースする美容サプリブランドです。
たけたろうは、ママ(お母さん)の影響もあって、美容サプリ使ったり、コスメ使ったりっていう、小さい頃から本当にコスメと美容っていうところが、身体に染み付いていた感じで。
ブランドにつながったポイントとしては、まずそもそもたけたろうがサプリオタクなんですよ。好きな栄養素を一覧で持っているタイプの、すごくサプリとか栄養オタクで。その中でも、ビオチンという栄養素にすごく信頼を持っていた。


原田:ビオチンを選んだのは、本人の強い意思と知見によるものだったのですね。
奥野:はい。本人がもともと爪の悩みを抱えていて、ビオチンって爪や髪、肌に良いと言われているんですけど、それを取り続けて自分の悩みが本当に改善した実感があった。
そのビオチンの良さを、もっと多くの人に届けたい、というのが商品の出発点でした。
ロングタイムリリース処方──「自分が本気で良いと思える処方じゃないと出したくなかった。」

原田:商品スペックでこだわった点って、どんなところですか?
奥野:こだわりポイントとしては、先ほど言った高濃度のビオチンというところと、あと長時間継続というところで、ロングタイムリリース処方という言葉があるんですけど、そちらを採用しています。


奥野:要はサプリって普通だと、ビオチンって水溶性なので、もう1〜2時間とか早めに吸収が完了して効果が続かないというどうしても替えることのできない性質があるんですけど。
これもたけたろうがすごくこだわりたかったところで、長時間継続放出させる、長く効くという処方を採用することで、常にたっぷりとビオチンの恩恵を享受させることを実現させました。




原田:裏側で見ると、コスト的にもかなりチャレンジングな選択ですよね。
奥野:本当そうなんです。
普通のサプリの何倍も、設計が複雑になる。原料費も上がる。だけど、たけたろうが「せっかく作るなら、自分が本気で良いと思える処方じゃないと出さない」と言っていて、それで踏み切りました。
奥野:何回も何回も試行を重ねて、今のサプリが完成して、事業化していろんなことを重ねて、ようやくローンチに辿り着いた、というところです。
OEM会社さんからも「すごくこだわっていますね」と言っていただいたところで、原料グレードも処方も完全上位設定にしているので、業界の方が見ると「これはちゃんとしたサプリメントだな」と分かる仕上がりになっています。
原田:ブランド名「mamome」って、どういう意味なんですか?
奥野:mamome(マモミー)は、日本語の「守る」と英語の「me(わたし)」を掛け合わせた造語です。美容も気持ちも、毎日を頑張る自分のためにそっと包み込む──「自分のためのお守り」というコンセプト。

奥野:お母さんから美容について教えてもらって育ったたけたろうが、
今度は自分自身を守るために、自分の手で作ったブランド。
ファンの皆さんにとっても、毎日を頑張る自分自身のお守りであってほしい、というメッセージです。
2月13日─「誕生日にローンチする」という、絶対に譲れない条件。

原田:ローンチ日が「2026年2月13日」、たけたろうさんの誕生日でしたよね。
あれ、決まった時の社内ってどんな空気だったんですか?
奥野:11月くらいから動きが本格化して、2月13日にローンチする流れだったんですけど、年越しなども考えると絶対に自分達だけでは間に合わなかったと思うんですよね。
ファンの方は「たけたろうの世界観」を買ってくれているので、広告で良い印象を作っても、商品が遅れたり、雑な梱包で届いたら、その時点で全部台無しになる。
ローンチ日が動かせない、ということは、その日に1件たりとも遅延出荷を出してはいけない、ということで。
原田:いやめちゃめちゃスケジュールがタイトでしたよ。私たちサイドも、あれは大丈夫か、これは大丈夫か、本当に間に合うかって、WMSや決済会社さん、物流会社など、多方面に相談して、非常にヒヤヒヤしました(笑)。
奥野:本当にあの時はありがとうございました。皆さんが担当範囲の領域以上の動きをしていただいたのには、本当に感謝しています。
物流のプロに任せて、本業に集中する──という経営判断

原田:実際今後もインフルエンサー支援をされていく中で、何個も商品をリリースしていくことになると思うんですけれども、「自社で物流を抱える」という選択肢はなかったんですか?
奥野:あのですね、調べた瞬間に「これ無理だな」と思い、速攻諦めました(笑)。
WMSの選定、ECカートとの連携、決済システム、出荷オペレーション、品質管理、薬機法対応……全部プロの領域でした。一個一個調べていくと、本当に膨大で。「片手間でやっちゃダメだな」って、調べれば調べるほど分かってきた。
私たちはマーケティングとクリエイター支援に集中したかったので、迷わず外部に任せる判断をしたかったんですけど、問題は「どこに任せれば成立するのか」が、私たちには分からないこと。
だからこそ、現場経験のある原田さんがいるぱんどらさんに辿り着いたことが、運命的だなと思っています。
原田:ありがたいですね。
奥野:「自社の本業を阻害するなら、委託する」っていうのが、私の判断軸なんです。
物流って専門性高いから、自社で立ち上げて運用するのは膨大な時間と労力がかかる。その時間を本業に使った方が、事業全体の成長スピードは確実に速くなる、と考えての判断でした。
クリエイターブランド時代、表に出ない人の手のリレーがある

原田:ここは、ファンの方とかクリエイターを目指す方にもぜひ知ってほしいんですけど、インフルエンサーからしたら、ワンタップで全世界に情報発信できる世界観だから、商品販売についても簡単に始められると勘違いしがちだと思っていて。
しかもビジネスサイドやマーケターの方も同じように考えている方がすごく多いんですよ。
人が実際に梱包したり、容器を作ったり、配送していることが思考から抜け落ちている。そこには表には見えない、確かなプロがいることを忘れないでほしいですね。
奥野:そうなんですよね。インフルエンサー側からは「SNS発信したら、注文が入って、商品が届く」っていうシンプルなフローに見えるんですけど。今回EC事業に1から取り組んでみて、「サプリ事業1つに、誇張なしで、本当に30社以上関わっている気がしています。」
原田:そうですよね。 だからこそ、私たちが「裏で支えています」というメッセージを、もっと外に出していいんじゃないかな、と思うんです。
奥野:私もやるまで分からなかったので、ぜひ皆さんには知っていて欲しいですね!
たけたろうとWOWs へ、ぱんどら原田より ─ 「ぜひ倉庫を見に来てほしい」

原田:もうひとつだけ、奥野さんを通じて、たけたろうさんにお伝えしたいことがありまして。
奥野:はい。
原田:「ぜひ一度、倉庫を見に行っていただきたいんです。」
実際、本当に手でどうしているのか、伝票を確認しているか、というところを、
私も前職で自社の商品の物流倉庫を初めて見た時、感動しましたので。ぜひ奥野さんと一緒に。
このなんか、一生出会うこともないであろう倉庫の方々が、自分よりも毎日商品を取って、知らせに行って、やってくれているって思うと、結構リスペクトがわいたりするので、ぜひ折見て、見に行っていただいて。

原田:倉庫の方すごい喜ぶんですよ。「WOWsさん、たけたろうさんが来るの !」って。
皆さんは認知して無くても倉庫のスタッフは毎日貴社の商品を見て触って包んでいるわけで。
嫌でも親近感が湧きますし、だからこそ対面で会えるということは彼らにとっても、相当なモチベーションになるんですよね。
奥野:たしかに!
たけたろうの誕生日にローンチした商品を、毎日箱詰めしてくれている人たちに、たけたろう自身が会いに行くって、すごい話ですよね。
彼女、人見知りでもありますけど(笑)これは本人も絶対に嬉しがってくれるんじゃないかと思います。
原田:いいんじゃないですか、絶対やった方がいいと思います。物流の品質も見えないところで上がると思います。
奥野:たけたろうにも相談してみます。
いつか是非、お願いいたします。
mamomeから始まる、WOWsの「クリエイター発ブランド」の未来
原田:最後にWOWsとして、mamomeを起点としたEC事業の今後の展望を、お聞かせください。
奥野:クリエイター発のブランドを、もっと増やしていきたいです。
mamomeはその第一歩で、これから所属する他のクリエイターのブランドも次々と展開していく予定です。SNS発のブランドが、当たり前に市場に存在する世界を作っていきたいと思っています。

「個」の時代がさらに進むと思います。クリエイター一人ひとりが、自分のブランドを持って、ファンと直接つながる。エージェンシーは、その個の活動を支える伴走者として、ますます重要になっていく。
私たちは、クリエイターの夢と、市場の価値の間にある「見えない橋」をかける会社でありたい。橋がかかれば、クリエイターは表現に集中できる。ファンは、好きな人の世界観を、生活の中に取り入れられる。その循環を、これからもっと多くの人に届けていきたいと思っています。
原田:mamomeで構築した物流の知見と体制が、その後の他ブランド展開でも活きていますよね。
奥野:はい、「次のブランドの時はどうするか」という設計が、すでに見えている状態。
ぱんどらさんには、mamomeだけじゃなく、WOWsのEC事業全般の運用体制構築にも継続的に関わっていただいていますし、これからもよろしくお願いします。
原田:こちらこそ、ありがとうございました。
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※ぱんどら側の伴走実務が分かる詳細記事は以下。
【株式会社WOWsさま】インフルエンサーの夢を叶える事務所が挑戦した「ECバックヤード改善」の軌跡を振り返る。
対談者プロフィール

原田 愛実(はらだえみ)
ぱんどら株式会社 COO
株式会社メディアハーツ(現ファビウス株式会社)のフルフィルメント部門1人目として参画し、最終的に年商130億円規模に成長した健康食品D2C事業のフルフィルメント体制立ち上げを主導。日次出荷10,000件、月間出荷45万件の体制をゼロから構築した経験を持つ。これまで30社以上のD2C/EC事業の物流立ち上げ・運用改善を支援。
奥野 雄士(おくのゆうじ)
株式会社WOWs 事業開発事業部 部長
クリエイターの新規事業開発を統括。mamomeブランドの事業責任者。事業開発として、所属クリエイターの「夢」をブランド・商品・IP事業など多様な形で実現する伴走者。
会社紹介
株式会社WOWs
「クリエイターの夢を、市場の価値に。」をミッションに、TikTokを中心とした次世代クリエイターエージェンシー。2024年2月に株式会社Nateeの新規事業として始動、2025年8月に分社化しアカツキグループに参画。代表はジャック氏。
ぱんどら株式会社
物流倉庫支援、ECコンサルティング、物流マッチング事業を展開する物流コンサルティング会社。荷主企業のフルフィルメント立ち上げから運用までを一気通貫で伴走する。


