自社サイトやECモールで自社が取り扱う商品を出品するにあたり、顧客増加や売上アップに繋がる商品登録は重要な業務のひとつです。
自社で商品登録に関する業務にリソースを割けない場合、外部に委託するという方法がありますが、どの業者に依頼すれば良いか迷う方も多いでしょう。
そこで本記事では、自社に合う商品登録の外注先を選ぶポイントや、おすすめの商品登録代行業者をご紹介します。
また、商品登録を外注するメリット・デメリットについても説明していきますので、ぜひこの記事を参考に、自社のECサイト運用に活かしていただけたら幸いです。
ECサイトの商品登録とは
ECサイトの商品登録とは、自社サイトやAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールで商品を出品するにあたり、商品画像やサイズ、説明文などの商品情報をシステムに登録・反映させることです。
そのなかで、売上アップに繋げるためには商品画像の選択や加工、カテゴリ登録、SEOを意識したキーワード設定などが重要になります。
商品登録の作業自体は単純なものでも、運用の仕方で良くも悪くもなるため、担当者はそれらを意識して取り組む必要があるのです。
商品登録の重要性
商品登録は何のために行うのかと思う方もいるでしょう。
自社サイトの商品展開やECモールでの出品において、商品登録は以下の役割を果たします。
- 商品を見つけやすくする
- ユーザーの購入意欲を高める
- 商品の正確な情報を伝える
- 販売データを分析できる
インターネットの普及によりECサイトの運営に注力する企業が増えている中で、競合他社よりも優位に立つために重要なポイントです。
商品登録を外注するのもおすすめ
商品登録の作業自体は複雑なものではありません。
しかし、ユーザーに見つけてもらいやすい画像を選んだり、購入意欲を高める説明文を考えたりするのに労力がかかります。
取り扱う商品の数が多く、自社でリソースを割けない場合や、商品登録に関する知識を持った社員がいない場合は、商品登録を外注するのもおすすめです。
商品登録を外注するメリット
商品登録業務を他社に外注すると、主に以下のメリットがあります。
- リソース不足を解消し、コア業務に注力できる
- ECサイトのクオリティが向上する
- 自社にないノウハウを補完できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
リソース不足を解消し、コア業務に注力できる
商品登録は取り扱う商品の数が多くなるほど、登録作業に時間が取られてしまうものです。
しかし、商品登録の代行サービスを利用すると、自社の作業負担が減るため、社内でのリソース不足が解消します。
その結果、社員が自社のコア業務に集中でき、生産性が向上する可能性が高いです。
ECサイトのクオリティが向上する
商品登録を得意とする業者に任せると、作業をスムーズに対応してもらえるうえ、ECサイトのクオリティアップが期待でき、売上に繋がる可能性が高いです。
また、継続して依頼すれば、安定したクオリティを保てるというメリットもあります。
自社にないノウハウを補完できる
自社に商品登録に関する知識や経験がなければ、ユーザーの目に留まる文章を考えたり、魅力的な商品画像を選んだりするのに苦労するでしょう。
しかし、商品登録のプロに依頼すれば、自社にはないスキルやノウハウを取り入れることが可能です。
その結果、売上アップに繋がる効果的なEC運営を効率良く行えるでしょう。
商品登録を外注するデメリット
このように、商品登録を代行業者に依頼すると多くのメリットがありますが、以下のデメリットがあることも覚えておく必要があります。
- コストがかかる
- 自社に商品登録のノウハウが蓄積されない
- 商品への理解が少ない
ここでは、商品登録を外注するデメリットと対処法について説明していきます。
コストがかかる
商品登録を外注する場合、当然ながら費用が発生します。
商品数が多いほどコストがかかるため、売上があっても思ったような利益を得られない恐れもあるのです。
そのため、商品登録を外注して費用対効果があるのかよく検討したうえで依頼しましょう。
また単価が安い業者を選んで依頼することもできますが、その場合、自社が求めるレベルに達しないこともあるため、費用だけでなくクオリティ面も重視して外注先を探してください。
自社に商品登録のノウハウが蓄積されない
商品登録業務をプロに依頼すれば、効率良く作業を行えますが、作業に関する経験やノウハウが社内に蓄積されないというデメリットもあります。
そのため、将来自社で商品登録を行うときに苦労する可能性が高いです。
そのため、今後社内で行う可能性がある場合は、商品登録に関する業務の全てを任せるのではなく、情報を共有したり一部の業務を自社で行ったりするなどして、自社にノウハウを蓄積できるような体制にしておく必要があります。
商品への理解が少ない
商品登録を代行してくれる業者は、登録に関する業務の知識や技術が備わっていても、自社で取り扱う商品の知識が詳しいわけではありません。
そのため、商品説明文やキーワードに関しては社内で検討した方が内容が充実する可能性もあります。
そのため、効果を最大限に発揮するためにも自社と代行業者とが連携して取り組み、それぞれの強みを活かすのが有効です。
ECサイトの商品登録の代行業者を選ぶポイント
商品登録を業者に依頼すると多くのメリットがありますが、自社のニーズに合っていなければ後悔する恐れがあります。
失敗しないためにも、以下のポイントを押さえて代行業者を選びましょう。
- 実績が豊富であるか
- 対応可能な業務範囲が広いか
- 繁忙期に対応できるか
- 自社が出品したいECサイトに対応しているか
- アフターフォローが充実しているか
それぞれ詳しく説明していきます。
実績が豊富であるか
まず、商品登録代行業者に豊富な実績があるか確認することが重要です。
実績は業者のホームページなどに記載されている場合もありますし、口コミサイトなどからも確認できます。
自社が販売したい商品ジャンルに強い業者を選べば、知識がノウハウが豊富にあると判断でき、安心して依頼できるでしょう。
対応可能な業務範囲が広いか
ECサイトの商品登録に関する業務をまとめて外注したい場合は、対応できる業務範囲が広い業者を選ぶのがおすすめです。
商品登録に関連する業務は以下のように多岐にわたります。
- ECサイトの制作（サイト修正・バナー設置など）
- 商品紹介文の作成
- 動画や写真の撮影・加工
- 受発注業務
- カスタマーサポート対応 など
商品登録だけでなく幅広い業務に対応できる業者に依頼すると、社内リソースを確保でき、本業に専念できるようになるため、効率的なECサイト運用が可能になります。
そのため、事前に社内でどこまでを担い、どこまでを外注するのか明確にしたうえで外注先を見つけるのが望ましいです。
繁忙期に対応できるか
自社のスケジュールに合わせて柔軟に対応できるかも重要なポイントです。
ECモールでは頻繁にセールやキャンペーンが行われます。
このような在庫数の変動が激しくなりがちな繁忙期にも対応してもらえるリソースや実績があると、安心して任せられるでしょう。
自社が出品したいECサイトに対応しているか
代行業者によって、対応できるECサイトは異なります。
例えば、楽天市場には対応しているが、AmazonやYahoo!ショッピングには出品できないという場合もあるため、自社が出品したいECサイトに対応しているかあらかじめ確認しておく必要があるでしょう。
また、現時点では出品する予定がないものの、将来的に出品する可能性があるECサイトがある場合は、それに対応している業者を選ぶのが有効です。
アフターフォローが充実しているか
商品登録後をした後もアフターフォローやフィードバックを行ってくれるかどうかも選ぶポイントになります。
売上データから販売分析を行ってくれたり、具体的な対策を示してくれたりする代行業者に依頼すれば、中長期的にみてECサイトのクオリティ向上や売上アップに繋がるでしょう。
おすすめの商品登録代行業者6選
商品登録代行サービスを行う業者は多くありますが、対応できるECモールや料金、業務範囲などを把握し、自社のニーズに合ったサービスを提供する業者を選ぶことが重要です。
ここでは、人気の商品登録代行サービスを提供する業者を6つご紹介します。
- 商品登録ドットコム by RIKU support
- 商品登録代行ドットコム
- アートトレーディング株式会社
- 株式会社ファイブスプリングス
- アグザルファ株式会社
- クラウドワークス
それぞれの会社の特徴を詳しく説明していきますので、自社の商品登録業務に役立ててみてください。
商品登録ドットコム by RIKU support
商品登録ドットコムby RIKU supportは、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングをはじめとする国内のほとんどのECモールの商品登録に対応している代行業者です。
500点以上の大量商品登録も依頼できるため、多くの商品を取り扱っている会社に向いています。
また、1商品あたり100円から依頼ができ、業界の中でもリーズナブルな価格でサービスを提供しているのが特徴です。
商品登録代行ドットコム
引用元：商品登録代行ドットコム
商品登録代行ドットコムは、1商品あたり200円からと、比較的安く利用できる商品登録代行会社です。
契約前に数点無料入力してもらえるため、作業に納得してから契約ができます。
また、商品登録以外のSEO対策やメルマガの配信、集客コンサルティングなど、ECサイトの運営において必要な業務をオプションで依頼することも可能です。
アートトレーディング株式会社
引用元：アートトレーディング株式会社
アートトレーディング株式会社は、ECビジネスにおける制作と運営、コンサルを行っている会社です。
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどの対応モールの範囲も広く、200社以上のサイト制作と15年以上の運営経験があることから、販売強化が期待できます。
商品登録作業のほか、フルフィルメント業務も行っているため、商品登録だけでなく在庫管理や発送などの物流対応まで一貫してサポートしてもらえるのが特徴です。
株式会社ファイブスプリングス
引用元：株式会社ファイブスプリングス
株式会社ファイブスプリングスは、楽天市場とYahoo!ショッピングに特化したコンサルティング・運用代行サービスを提供する会社です。
自社でも楽天内でEC店舗を運営しており、その中で試した成功事例・失敗事例から多くのスキルやノウハウを取得し、運営代行にも生かしています。
豊富な実績があり、全国の中小企業から大手メーカー、企業の新規立ち上げまで幅広くサポートしているのが特徴です。
アグザルファ株式会社
引用元：アグザルファ株式会社
アグザルファ株式会社は、Amazonでの運用に特化した専門コンサルティングサービスです。
商品登録代行のほか、広告運用代行、Amazon海外販売サポートなど、元Amazon社員の視点から目的に合わせた広告展開の提案・運用を行っています。
10年以上の豊富な実績があるため、Amazonでの販売促進を目指す企業にとっては心強い味方となるでしょう。
クラウドワークス
引用元：クラウドワークス
クラウドワークスは、国内最大級のクラウドソーシングサービスを提供する会社です。
クラウドワークスには、ECサイトの商品登録やECサイト運営に強みを持つフリーランスが多数登録しているため、自社の条件に合ったスキルの高い人材に依頼することができます。
個人に依頼するため、代行業者に依頼するよりもコストを抑えられるのが大きなメリットと言えるでしょう。
商品登録を外注して自社の売上アップに繋げよう
ネットショップを運営するうえで欠かせない商品登録ですが、社内で行うには時間や手間がかかるものの、外注することで自社の負担を減らし、コア業務に集中できます。
商品登録を外注する場合は、以下のポイントを押さえて外注先を選びましょう。
- 実績が豊富であるか
- 対応可能な業務範囲が広いか
- 繁忙期に対応できるか
- 自社が出品したいECサイトに対応しているか
- アフターフォローが充実しているか
今回ご紹介した商品登録代行業者やクラウドソーシングも参考にしつつ、売上アップに繋げてみてください。
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